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  (最終更新日:2018.10.3)

【2018年】統計から計算する国際結婚の正しい離婚率

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日本における国際結婚の婚姻数は減り続けています

先月国際結婚と離婚率について記事を書きました。
その後、沢山の有名WEBサイトさんの記事とか読ませて頂いて、なんだかどれが正しい情報か解りにくいって思ったんですね(苦笑

だから、国際結婚の離婚率について、もう一度整理したいと思ってこの記事を書きます。
先日私の書いた記事で、私が計算した離婚率の根拠と計算式もお伝えしたいと思います。

日本での国際結婚の婚姻数は、昭和の時代からずっと増えてきたのですが、平成17年をピークにして、それから10年間減り続けてきました。
平成28年の最新情報で若干ですが増えました。

昭和50年の僅か6000人程度が、平成17年まで増え続けて約4万人。
でもこれを境にその後10年間、国際結婚は減り続けています。
そして平成27年が約2.1万人、平成28年の厚生労働省の公開している最新情報では若干増えたものの約2.1万人、平成27年と殆ど変わらない、これが国際結婚の婚姻数の実情です。

グローバル化とか言われてだいぶ経ちますが、国際結婚の実態としては、増えるどころか減少傾向にあるのが、今の日本の実情と言えます。

どうして減り続けているのか、それには色々な理由はあるかと思いますし、現実的に私の両親も離婚しているわけですから、やはり国際結婚の難しさというのはあるのだと思うのです。

それでも1日あたりに直すと、59組もの国際結婚カップルが日本のどこかで誕生しているわけです。

離婚率の計算ってどうやって決めているのでしょうか

まず沢山の情報が氾濫する中で、離婚率ってどうやって決めているのかを決めておかないと、単純に「国際結婚は離婚率が高いらしい」という言葉だけが先行してしまうように思いました。
確かに離婚率は高いのです。
それも統計上ちゃんと数字で見てみると、異常なくらい高いです。
でも全てではありません。
一部の国際結婚がこの異常な離婚率の高さを先導していることが見えてきます。

だから、まず始めに厚生労働省が言う「離婚率」の計算式を知って、それから細かく内訳を計算していく必要があるのです。

その計算式が世界共通の離婚率の計算式でもあります。

離婚率=年間離婚届出件数/該当年日本の人口×1000

婚姻率も同じ考え方での計算になります。

婚姻率=年間婚姻届出件数/該当年日本の人口×1000

平成28年の場合、10月1日現在の人口と決められて計算しています。

こちらが厚生労働省が計算式を示しているWEBサイトです。
↓   ↓   ↓
厚生労働統計に用いる主な比率及び用語の解説

つまり、国際結婚における婚姻率、離婚率を計算するには、国際結婚をした婚姻数、離婚数、それに現在の国際結婚している人の総数が必要になるんですね。

それでは国際結婚の婚姻数や離婚数の統計はどこで調べれば良いかと言うと、
こんな場所で調べる事が出来ます。

法務省
↓  ↓
在留外国人 統計表

e-Stat 統計で見る日本
↓   ↓   ↓
統計名 在留外国人統計

それをまとめたものが、上の一覧表です。
これは国の公開情報をエクセルでダウンロードしてデータを貼り付けています。

この表の中で、公式と名付けたのが、本来の「離婚率」といわれる数値になります。

つまり婚姻率」「離婚率とは、国際結婚している人1000人に対して、何人離婚(結婚)したか、という数値になるのです。

世界の離婚率と比べてみましょう

これを基準に「離婚率」を見てみると、
平成28年は、日本人男性は8.8%日本人女性は3.37%と計算できるのです。

そして、この数値で国連が公表している各国の離婚率と比べてみれば、世界と日本との比較をする事ができます。

国連の数値はこちらのWEBサイトで確認できます。
↓   ↓   ↓
国連 Demographic Yearbook

この中で、結婚がTable23、離婚がTable25、に記載されています。

日本は1.8%~2.0%
アメリカは2.7%~2.8%程度
ロシアが4.5%~4.9%くらいである事がわかります。
但し、国連のデータは古いものしかありませんが・・・

でも、これらの数値を見ると、日本における国際結婚の離婚率、特に男性の離婚率が異常に高いことはわかりますよね。

日本人男性8.83%

日本人女性3.37%

統計上、世界で最も高い離婚率のロシアに対して約2倍の離婚率が日本人男性で国際結婚した人の離婚率

更にその倍の離婚率となっているのが、フィリピン、タイの女性と結婚した日本人男性です。

国際結婚の離婚率の実態を統計数値から計算すると

それでは、私が計算した「離婚率」と表現した数値は、どのような計算をして算出したのでしょうか。

実は先ほどの表に計算結果は表記されています。
世界共通で統計をとっている「離婚率」は、在日人数1000人のうち何人が離婚したか、という割合を算出するのですが、私がお伝えした離婚率は、次のような計算をしています。

実質離婚率(%)=(同年の離婚数 ÷ 同年の婚姻数)× 100

つまり、その年に何人結婚して何人離婚したか、という割合を単純に算出して、それを「離婚率」と表現しました。

だから、日本人女性とタイ人との婚姻においては、100%を超えた数値になってしまいます。
つまり、その年の婚姻数よりも離婚数が多かったという意味になります。

これを見ると、平成28年で国際結婚した人に対して離婚した人の割合は、男性66%、女性50%と計算されたわけです。

ただ、
とても残念と言わざるを得ないのですが、日本人男性の国際結婚における離婚率は、統計で見ても、世界の国々と比べても圧倒的に高いとが判ります。

でもそれは、一部の国際結婚が日本における国際結婚の離婚率を押し上げている事も、このように統計を細かく見ていくことでわかります。

私自身はあまり言いたくない(苦笑)言葉になりますが、特に日本人男性とフィリピン人女性の結婚、これは飛び抜けて足を引っ張っている実態が見えてきますね。

日本人男性とフィリピン人女性の離婚率

世界共通での離婚率で計算して16.51%、(日本人同士の場合の離婚率 1.8%~2.0%)

私が計算した実質の離婚率で89%、(アメリカ人、イギリス人、ブラジル人との離婚率 24%~41%)

単年度で見ると、10人結婚して9人が離婚。
1000人あたりで計算する世界共通の離婚率で見ても、ロシアの4倍の離婚率です。

ロシアの4.5%~4.9%という数字は、実態として2組のうち1組が離婚することに相当すると言われているのですから、その4倍の16.51%という割合がどれほど高い離婚率として評価できるかお分かりですね?

つまり、このデータから評価すると、早かれ遅かれ日本人男性とフィリピン人女性は離婚する可能性が高いと言えるわけですね。

なぜか、フィリピン人女性は日本人男性に人気が高いのですが、その大きな原因として夜の仕事に従事するフィリピン人女性が多いという事が言えるのではないかと思います。

でもどうか、日本男児の皆さん、恋愛を否定はしませんが、相手を良く見て、相手を良く理解し、これらの事実も知った上で、相応の覚悟をして結婚に踏み切ってくださいね。

私自身はハーフフィリピンとしてこの世に生を受けましたが、正直な気持ちを言うと、両親の離婚って心が痛いのです。

離婚の原因はそれぞれ違うでしょうし、離婚に至ってしまった理由もあるのでしょう。

それでも生まれてきた子供からすれば、それを理解するには相当の時間が必要ですし、どちらか一方を嫌いになる事なんてできないのです。

私が調べた傾向が何かのお役に立てれば嬉しいです。

 

日本人の真のグローバル化とは、こう言った数値から見ても、まだまだ遅れている?という事なのかもしれませんね。

2018年の最新数値が公表されていますので、こちらにまとめました。

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コメント

    • ishidaxxx
    • 2018年 6月 22日 1:54pm

    興味深い記事をありがとうございました。
    よくわかりました。

    • sentaku
    • 2019年 1月 13日 2:58am

    日本人男性に恨みでもあるのですか?
    16.51%って数字ありますけど、外国での国際結婚の離婚率も同じように計算すると数十%になりますよ。
    離婚率の計算式が国際結婚ではかなりの誤差が出るからです。

    あなたの計算方法も、国際結婚の場合は実際とは誤差が出てしまいます。
    実際の離婚率は日本人女性のほうがずっと高いです。

      • happy
      • 2019年 1月 25日 10:09pm

      コメントありがとうございます。
      返信が遅くなりすみませんでした。
      16.51%は、平成28年度の夫日本人、妻フィリピン人の離婚率ですが、このように計算しています。
      離婚数2,989人÷在日フィリピン人数(中長期)181,050人×1000=16.51

      厚生労働省が公表している計算式がこれでしたので、10月1日時点ではなくて3月31日時点という事にりますが、この計算式にあてはめました。
      “離婚率=年間離婚届出件数/10月1日現在日本人人口×1000”

      国別は記事の中の表に計算したものをまとめてありますので、ご覧になって頂ければと思います。
      おっしゃるように国別で全然違いますし、日本人同士よりも離婚率の低い国際結婚はありますよね。
      それから年度によっても変わってくるので、日本人と外国人という比較よりは、何人の男と何人の女と言った視点での比較じゃないと傾向は見えにくそうですね。

      もし私の計算に間違いがありましたら、また指摘して頂けたら嬉しいです。
      たぶんH29分も出ていると思いますから、近日中でまた計算してみます。

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