国際結婚

  (最終更新日:2018.10.20)

2018年9月公表の最新国際結婚数と国別離婚率の統計

つい先日、9月16日に法務省から最新の2018年6月末までの人口の統計情報が公開されましたね。

早速また調べてみましたので、私なりのまとめ方でお伝えしてみたいと思います。

今回の人口変動では在日外国人の分布に1つ大きな変化がありましたし、査証の傾向からも、近い将来の傾向が見え隠れする、興味深い数字になっていますよ^^

今回も私が調べた先はこちらの法務省のサイト

平成30年6月末現在における在留外国人数について(速報値)

そして厚生労働省のサイトです。

平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況

今更ですが、こういうデータってちゃんと国は調べているんですよね(苦笑

2018年6月末時点での外国人の人口分布に大きな変化あり

今回は法務省の公表ですから、実は国別男女別までの傾向は見る事が出来ません。

それでも大きな傾向までは知る事が出来ます。

私は自分のルーツと日本との関係が知りたくて調べだした調査でしたが、知るほどにより日本人、そして外国人との関係について、私自身が一番勉強になっているような気がします(苦笑

まずは最新2018年9月16日公表された2018年6月末付け在日外国人の数をご覧ください。
クリックして頂けば大きく表示されます。


出典:平成30年6月末現在における在留外国人数について(速報値)

気が付く方もおられると思いますが、そうなんです、在日外国人数のランキングが変わってしまったんです。

3年ほど前の傾向から予想はしていたのですが、特にこの1年で急激に入国者数が増加したベトナム人が、在日外国人数の第3位になりました。

2018年6月末時点での在日外国人数ランキング

第1位   中国人     741,656人
第2位   韓国人     452,701人
第3位   ベトナム人   291,494人
第4位   フィリピン人  266,803人
第5位   ブラジル人   196,781人

 

この表を見ていただくと、とても面白い傾向も見えてくるのですが、10年前は中国人、韓国人、そして第3位はブラジル人でした。
2012年の時点で人数的には逆転してフィリピン人が在日外国人数第3位になりました。

ブラジル人は2008年の時点では30万人いるのですが、その後減り続け今は約19~20万人で落ち着いているんですね。
これは在留資格を見てみると、ブラジル人の殆どが日本人の配偶者、永住者、定住者資格である事から、日本で落ち着いて生きている人達がそれだけいると考えても良いのではないかと思います。
それぞれの在留資格については次の章で見ていきましょう。

また、もう1つ注目すべきは、総数では目立ちませんが、この数年間で急激に増えているのが、ネパール人なんですね。
増えている人数自体はフィリピン人とほぼ同数の伸び方ですから、今後どのようになっていくのか、注目してみたいところです。

それぞれの査証の種類とそこから予想される傾向

在日外国人数だけを見ていては正確な状況がつかめない事もあります。
だから私が見ているのは在日外国人数だけではなくて、それぞれ査証の種類を併せて見るようにしているのです。

そうする事で、それぞれの外国人がどのような経路で入国し、日本にとってどのような存在なのか、そしてこの先の在日外国人事情に大きく関わる傾向が見えてくると考えているためです。

クリックして頂けると大きく見えますよ。


出典:平成30年6月末現在における在留外国人数について(速報値)

これは中長期在留資格を法務省でまとめた最新の公開情報です。

中国人、韓国人の在留資格を見れば一目瞭然ですが、この2国はもう何も言うことはないくらいに、日本と関係の深い国であるといえるのではないでしょうか。
マスコミでは政治の問題がクローズアップされてしまうのですが、日本、中国、そして韓国は、婚姻関係や永住者、それに文化、技術交流、学習においても、深くその国に入り込んでいる事が良くわかりますよね。

今回公表データとしてここにはアップしませんが、短期滞在としての来日も「爆買い」に代表されるほど(ここ最近は無くなりましたが)、中国人は日本に沢山の人達が訪れています。

そして私自身も中国は年数回は訪れている国ですので、友人もそれなりにいるのですが、中国人って結構日本人が好きですよ。
SNSとかの情報規制はあるものの、少なくとも20代の人達の多くは日本に対して悪い感情を持っている人は、マスコミとかで言われるような感じではなく、実際にはかなり少ないのではないでしょうか。

国民性なのか、日本人から見るとかなり偏屈的に見えるところがあったり中国絶対的に見えてしまう所はあるようには思いますが、単に国民性と考えてお付き合いしていれば、実は付き合いしやすい人達だったりするように感じます。

 

ベトナム人とフィリピン人の在日目的の違い

日本の隣国と言う意味で言うと、実はフィリピンも日本の隣国と言えばそういう配置になりますよね。
でも、どう言うわけか、フィリピンについては、中国や韓国とは在留資格の分布が大きく異なるのが、お分かりいただけると思います。

また今回、在日外国人数としてはベトナム人がフィリピン人を上回りました。
ちょうど2012年の時点で在日ベトナム人は5万人程度しかいませんでした。
ところがその後増え続け2017年末時点ではフィリピン人とほぼ同じ人数の26万人になり、この6月末時点ではベトナム人29万人、フィリピン人26万人となりました。

但し、この在日外国人の数字についても、在留資格を見ますと、フィリピン人もブラジル人同様で、日本人の配偶者、永住者、定住者資格が殆どですから、長期的に日本に定着した外国人とは言えそうですが、ベトナム人については全く傾向としては違っています。

在日ベトナム人の多くは、留学であったり技能実習等の日本で技術を学ぶ事を目的とした滞在が殆どだからです。

つまりそのまま日本に滞在していくというよりは、ベトナムへ帰り技術を生かそうという考え方が読み取れるわけです。

とは言いながらも、これだけのベトナム人が既に日本にいると言うことは、今後ベトナム人と日本人の婚姻数は増えていくことが、もう既に見えていると思いませんか?

私の近所にも、最近私くらいの年齢の夫婦が引っ越してきて、旦那さんにお話をお聞きしましたら、留学生として日本へきていたベトナム人女性を好きになってしまい結婚したのだと言っておられました。

最近この奥さんはコンビニで働き出しましたので、私とは度々話す機会があって仲良くさせて頂くようになりましたが、本当に良く働く奥さんだなと感心してしまいます。

何より驚いたのは日本語が本当に上手なことで、実際に日本語を学びだしてからまだ3年程度なのだそうです。

特徴のあるネパール人の在日傾向

この在留資格を見ていて、もう1つ微笑ましいと感じる数字がありますよね。

そうです、実は急増しているもう1つの国、ネパール人の在留資格です。

多くは留学目的で来日しているのに、家族滞在が多いのです。

色々な見方はあるでしょうけれど、ネパールの人達は家族が傍にいて欲しいのでしょうか

家族滞在の外国人という視点で見ますと、中国に次いで第2位の国がネパールなのです。

最新の国際結婚数と国別離婚率にも変化が!

今回の法務省が公表した6月末時点での速報から数日後の9月21日に、厚生労働省の人口動態調査平成29年度確定分も公表されました。

今回は婚姻国の順位にも変化があったり、男女別での集計が出来ない国があったりしましたので、前回ほどの詳細な計算はできません。

それでも、国際基準に基づいた離婚率、そして私の自己流離婚率の数字は計算する事が出来ましたので、こちらに発表したいと思います。

クリックして頂くと大きく見えます。

また計算しました(笑

在日数1000人に対しての公式離婚率、そしてH29年の婚姻数に対する離婚数で計算した実質離婚率

今回、法務省の公表データは速報値ですので、詳細がまだ出ていないところもあり、英国とペルーについては計算できませんので、そのまま空欄になっています。

国際結婚の離婚率が下がっています!

これは男女同じで計算したせいもあるのですが、まずフィリピン人と日本人の離婚率が下がっています!

私の計算式で74%、つまり前回計算した数値よりも10%以上も離婚率は下がっているということです。

タイにいたっては、50%以上も下がっていますね。

この2国の離婚率が大きく下がったことで、全体の離婚率を下げている傾向が見えます。

日本人同士に比べるとまだまだ高い離婚率となっている国際結婚ですが、それでもこれは嬉しいニュースですね!

一応ランキングをつけますと、相変わらずベスト3はこのようになります。

2018年6月末時点の最新日本人との国際結婚離婚率ランキング

第1位  フィリピン人 74%
第2位  中国人    62%
第3位  韓国人    54%

参考/日本人同士の離婚率 34%

それでも日本人と結婚しても90%近い単年度の離婚率(婚姻数に対する離婚数の割合)だったのが、ここまで下がってきたのです。

ハーフフィリピンの私としては、これは素直に喜びたいと思っています。

外国人入国者数の在留資格内訳から見え隠れする素直に喜べないこと

国際結婚の離婚率が少しでも下がってきたのはとても嬉しい話ではありますが、今回公表資料を見ていて、実は私には素直に喜べないことがありました。

それは、中長期滞在資格者でここまで比較をしてきた外国人数と、それに関わる在留資格ですが、更に詳細を見てみると少し悲しくなってしまう現実が予想されるのです。

先ほどの在留資格の内訳は、2018年6月末日までの速報値です。

ですが、外国人入国者数については速報値で比較すると半年分になってしまう為、H29年の婚姻数とH29年の入国者数の確定値で比較する必要があるんですね。

そこで見ていただきたいデータがこちらです。

出典:平成29年における外国人入国者数及び日本人出国者数等について(確定値)

絶対数は少ないとは言え、フィリピン人がH29年に入国している在留資格のうち、”日本人の配偶者等”という資格者数は、中国人と殆ど変わらないという点が注目ポイントの1つです。

スピード婚に近いことが予想されるフィリピン人との結婚

中長期滞在者数のうち、永住者、定住者、そして日本人の配偶者等という資格者が80%のフィリピン人

中国人は40%なんです。

結婚者数は、中国人が5933人に対して韓国人は3526人、そしてフィリピン人は3845人です。

H29年の婚姻関係比較 中長期滞在者/定住・永住・配偶者資格 婚姻数 H29年に日本人の配偶者等の資格で新規入国した人数
中国人 741656人/313752人 5933人 2216人
韓国人 452701人/90737人 3526人 343人
フィリピン人 266803人/206081人 3845人 1938人

韓国人と日本人との結婚は、元々特別永住者、永住者、あるいは定住者が多いということが、この一覧を見ていただくとお解かり頂けるのではないでしょうか。

つまり、新たに”日本人の配偶者等”という資格で新規入国する必要が無いので、結婚数に対して新規入国するのに”日本人の配偶者等”という資格が少ないという事が言えるのではないでしょうか。

中国人の場合はそもそも絶対数が多い事に加えて、在留資格の内訳が様々なので、日本人と出会い恋に発展した人が多いのだという事が言えそうですね。

つまり、在日中に日本人と恋をして、新たに”日本人の配偶者等”という資格を得て新規入国をしたという事が想像できるのです。

では、フィリピン人の場合はどうでしょうか。

中国人と比べた場合、在日中に日本人と出会って恋に落ちたという場合、フィリピン人の場合にはそもそも永住者や定住者が多いのですから、新たに”日本人の配偶者等”という資格を取得する必要はありません。

つまり新規入国で日本へ来た人達は、僅かな就業系、留学系の資格者が日本人と恋に落ちて速攻で結婚したのか、あるいはフィリピン本国で日本人と恋に落ちた人達と言えるわけですね。

どちらにしろ、中国人の査証内訳や絶対数と比べますと、かなりのスピード婚をしているのがフィリピン人と日本人の婚姻だと言えそうです。

情熱的な婚姻はむしろ憧れる女性が多いと思いますが、統計データから見ると最も高い離婚率もフィリピン人ですから、このあたりにも原因の一旦はあるのではないかと思えます。

定住者という資格が最も多いフィリピン人、そして中国人の在留資格から見えること

そして私が素直に喜べないと言っている最大の理由が、実は新規入国となっている”定住者”の数なんです。

そもそも定住者とは、入国管理局ではこのように定義しています。


出典:入国管理局

難しい書き方をしているのですが、法務省の定住者申請に関するケースを見ますと、良くわかるのではないでしょうか。

1 外国人(申請人)の方が日系3世である場合
2 外国人(申請人)の方が日系2世の配偶者(夫又は妻)である場合
3 外国人(申請人)の方が日系3世の配偶者(夫又は妻)である場合
4 外国人(申請人)の方が「定住者」,「日本人の配偶者等」又は「永住者の配偶者等」のいずれかの在留資格を持つ方の扶養を受けて生活する,未成年で未婚の実子である場合
5 外国人(申請人)の方が「日本人」,「永住者」,「定住者」又は「特別永住者」のいずれかの(在留資格を持つ)方の扶養を受けて生活する,6歳未満の養子である場合
出典:法務省

今回の新規入国者の査証内訳より推察するならば、永住者、定住者、あるいは日本人の配偶者等という資格を得て、日本人と結婚した相手の、”子供達”が多く含まれているのが、新規入国者の”定住者”資格であるという事が言えそうだという事です。

それを裏付ける資料としては国別年齢別という資料がまとめられていれば良いのですが、現時点ではまだ公表資料としてありませんので、関連記事の紹介をします。

この中で初婚率という統計がありますが、これと婚姻の年齢差という統計を見ていただくと、より子供の存在が鮮明になってくると思います。

日本人との結婚で初婚率の高い国は、アメリカ、イギリスなどですが、逆に初婚率40%~60%程度になるのが、アジア圏の方々と日本人男性の結婚です。

そして、10歳以上の年齢差のある結婚も、日本人男性と中国、フィリピン、タイの女性との結婚になります。

つまり、初婚率が低くてそれが女性と言うことになりますと、子供の存在は自然と想像つきますよね。

更に年齢差があるほど、経済的なバックボーンも見え隠れする事は歪めません。

国際化に伴ってもっと考えて欲しい子供達のこと

私の場合、最初から2つの国籍を持っていましたので、日本で暮らすのに査証という考え方はありませんでした。

でも、新たに連れ子として日本へ入国してくる子供達は、大人の勝手な事情で『外国人』として日本へ来るわけですよね。

大人が考える以上に成長は早く、日本という国に馴染んでいくのも早い子供達にとって、外国人である親よりも日本人的な性格であったり、言葉を覚えるのも早いのが子供達なんですね。

あるいはその真逆の事も言えますよね。

中途半端に連れて来てしまったために、言葉や習慣に馴染めず自分の生まれ故郷の人達とだけ仲良くしていて日本社会に打ち解けられない、といった問題点についても、特に中国やフィリピン人の一部で現実的に起きているようです。

私はハーフですが、それでも容姿の違いで良い面、そして辛い面を経験してきました。

言葉も文化も違う環境に連れて来られた子供って、私以上にそういうのを受ける可能性はあるかもしれません。

子供まで連れてきたくせ勝手に大人の事情で異国の地で離婚しないでください

結果離婚しておきながら、外国人が片親で子供を育てながら働いている・・・。

それを『偉いね』なんて美化しないで欲しい

そもそも子供の事を本当に考えて結婚を踏み切っているのでしょうか、という疑問が私の中に湧いてきましたので、私にとってこの数字は素直に喜べないのです。

特にフィリピン人は、スピード婚をして、最も離婚率が高くて、更に定住者が多いという事実に、せめてこれから離婚率が下がってくれれば良いなと、本当に心から思いました。

 

育ててくれた日本のおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、とても感謝しています。

私を生んでくれたお母さん、生んでくれてありがとう。

でもやっぱり私は仲の良い両親を見ていたかったな。

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