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  (最終更新日:2019.09.13)

ペルーの「ナスカの地上絵」がまた破損しちゃった

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ペルーの‪Nasca Province「ナスカの地上絵」また破損

先日知り合ったペルー人のダニエルからメールがありました。
もうニュースを見られた方もおられますよね。

ナスカ地上絵、一部破損=トラックが踏みにじる-ペルー

2018年1月31日 14:50 発信地:ペルー

【1月31日 時事通信社】ペルー文化省は29日、同国南部の砂漠に広がる世界遺産「ナスカの地上絵」の一部が、突っ込んできた大型トレーラートラックに踏みにじられて破損したと発表した。

地上絵の一帯は立ち入りが禁じられているが、同省によると、27日夕に脇を走る幹線道路からトラックがそれて侵入。約5000平方メートルの範囲で深いわだちをうがち、地上絵の一部を傷つけた。運転手の男は逮捕された。

男は、タイヤがパンクしたため道をそれたなどと主張。「地上絵があるとは知らなかった」と話している。文化省は破損部分を修復する方針を示した。(c)時事通信社

Twitterでも呟かれています。

 

ナスカ高原にある地上絵は最も謎めいた世界遺産の1つ

南米ペルーに興味を持たれた方にとって、最初のキッカケは、やはりクスコ、マチュピチュ、チチカカ湖、そしてナスカの地上絵でしょうか。
それともアンデス地方の民族音楽である「コンドルは飛んで行く」でしょうか。

ラテンアメリカ各地には、多くの世界遺産が点在していて、その中でもペルーはインカ帝国の首都クスコがありますので、毎年世界中から多くの観光客が訪れる国です。

中でもナスカ高原に描かれている地上絵は、ペルーの観光名所の中でも最も謎めいた世界遺産の1つではないでしょうか?
※画像クリックすると大きな画像で見れますよ^^

翼を広げた長さ200mを超えるハチドリと名付けられた図形などは有名ですよね。

 

 

 

他にクモ、

 

 

 

サル、

 

 

 

それに宇宙飛行士?(笑

とても不思議じゃないですか?
ナスカの地上絵は、紀元後1~5世紀の間に描かれたもので、これが何故、どうやって描かれたものなのかは、まだ定説はありません。
ナスカの地上絵が世界で一番最初に確認されたのは、1939年アメリカ人の考古学者ポールコソック博士によってです。

 

現在、ナスカ高原一帯は世界遺産リストに登録されていて、立ち入り禁止エリアになっているそうです。

世界遺産の登録

1994年12月17日、UNESCOの世界遺産(文化遺産)に登録された。当初の登録名称は『ナスカとフマナ平原の地上絵』(Lines and Geoglyphs of Nazca and Pampas de Jumana)。2016年の第40回世界遺産委員会で現在の名称に変更された。

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
  • 所在地:リマから南へ約444kmにあるナスカ高原。

出典:wikipedia

なぜこのような事が起きてしまうのでしょうか

ナスカの地上絵は世界遺産です。
それでも今回のような事故は起きました。

ダニエル曰く、地元の人達にとっては、私達が考えているほどの重要なものだという認識は(人にもよるそうですが)薄いそうで、その根源にあるものは、やはり貧富の差が生み出す人としてのプライオリティの差ではないかという事でした。

トラックの運転手にとっては、そこが立ち入り禁止地区である事すらを理解しておらず、単にUターンしただけという認識なのですから、何をどこまで追求するべきなのか、難しい問題だと私は思っています。

立ち入り禁止地区へ簡単に入れてしまうことが問題なのか、処罰が緩いので軽く考えてしまうのか、世界遺産であることを意識していない当人の問題なのか、どこに問題があるのでしょうね。

私はまだペルーに行ったことがありませんが、各地に存在する世界遺産を見てみたい気持ちでいっぱいです。
勿論!近年で行ってみたいと思っています。

冒頭でペルー人の友人ダニエルについて触れましたが、ペルーのイケメン編記事はこちら!

 

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